毎月2回配信している”マイム会員”向けのメルマガでは、珍しく金融世界をテーマに長文コラムを書いたので、その一部をシェア。
リーマンショック以来、準備していた大きな変化の大波が差し迫っているのを年々感じており、今年秋頃から色々世の中も動いてくるかもしれない。
とはいえ、すべてがガラリと変わるのはもう少し先になると思うけど、目先の金儲けに目がくらんでいると思わぬタイミングですべてを失うことになるので、もう投資は下手な素人が手を出さない方が良い段階かと。
自然災害も金融クラッシュも思わぬタイミングに思わぬところで起こるもの。
自然災害の被害は地域限定だけど、今度の金融クラッシュは資本主義経済そのものの根底を揺るがすものだから、世界どこでもお金中心で生きている国、人々は運命共同体。
どこの国も誰も助けてくれない。
自然災害より遥かに色々な意味で被害が大きくなるのが”金融災害”。
最終回的に身の回りから食べ物が消える…。
10年以上かけて来たから、八ヶ岳はギリギリセーフで準備は間に合いそうだけど、まだまだ全国各地で新しい世界の受け皿を作るには時間が必要。
新しいものが表に出るためには早くぶっ壊れる必要もあるけど、もう少し我慢して今の社会ももってくれないと困るかな。
壊れるのもタイミングが重要。

【MAYIMメールマガジンvol.68】
(転載開始)
マイムの皆様には、少しでも金融世界の情報もお届けしようと、久しぶりに副島隆彦さんの新刊本を読むと
「金1gは今の10000円から30000円にハネ上がる」
と豪語し切っていました。
ゴールドがさらに値上がりして今の3倍になると。
これについて、僕個人の感覚として50%以上あり得るだろうなと思っています。
他にもリーマンショックを言い当てた経済アナリスト達の情報を数名追っていると、やはりどの人も言っていることは大体共通。
*アメリカ(米ドル基軸通貨)を中心とした金融市場は崩壊する秒読み
*お金の価値がなくなる反面ゴールドの価値が上がる
*新たな金融システムへと資本主義経済も形を変える
という予測の中、ほぼすべての人がゴールドに対しては肯定的な見解を示しています。
とてもシンプルに現代の資産の安全性を比較すると
【株 < 現金 < ゴールド】
という順番であり、とにかく表向きバブルになっている株は1番危険、でも現金もまた危険と判断されており、特に外貨預金としてドル建て資産もリスクがあると見ています。
まず、ドルに関しては予想が色々。
1つ共通しているのが
「今までの基軸通貨のドルは紙屑になる可能性がある」
というものであり、それに代わって
「別の基軸通貨となる存在が台頭してくる」
というもの。
その世界基軸通貨となるのが
「新米ドル基軸通貨(新金本位制)」
という見解もあれば
「BRICS新通貨」
という見方もあります。
BRICSとは
B=ブラジル
R=ロシア
I=インド
C=中国
S=南アフリカ
という反米派の新興国経済連合であり、さらに昨年
サウジアラビア
アルゼンチン
アラブ首長国連邦
エジプト
イラン
エチオピア
の参入を認めました。
アメリカやヨーロッパ以外の以前は発展途上国や後進国と言われていた国々が、2000年以降はかつての高度経済成長期の日本のように経済成長と人口増となり、世界の金融覇権争いも、もはや欧米と二分するほどの脅威となっているのが現在。
そして、副島さんの予想では、この2024年10月に開催されるロシアで開催されるBRICS首脳会議で
「BRICS新通貨」
が発表され、それが”脱米ドル”のきっかけとなり、アメリカ主導の現在の金融世界を変えていくと。
とはいえ、BRICSもまたリスクは多々あるもの。
世界的にはロシアとプーチンへのバッシングはハンパではないものであり(ウクライナ=アメリカ)、中国もバブルが崩壊しかけていて、いつ中国発の世界金融危機が起こってもおかしくはない。
中国は経済だけでなく、国家そのものが分裂しそうなほど内部の問題も深刻的であり、中国が不安定でいると、台湾をはじめ、日本もまたこれから大きな国際問題に巻き込まれる可能性もある。
僕個人として、このBRICSの中で安定的にこれからも世界の中で目立っていくのは、やはりインドだと思っています。
世界人口もトップとなり、ここ最近はインド全土で経済成長が勢いがあり、”資本主義経済が続けば”という前提があれば、インドはこれからもっとも注目される国になると思います。
資本主義経済が続けば…。
(転載終了)
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