キブツ米基金(みんなで実現する理想郷づくり・3億円クラファン)

普通の主婦が固定種の自然栽培の野菜が手に届くように…

星空ファームの小澤ひとみさん。

ここ八ヶ岳(明野)の地にて、なんと女手一つで3町歩(約9,000坪)の田畑を管理しており、さらに生後6ヶ月の赤ん坊を抱え、子供3人も育てている。

彼女は沖縄在住の20代の頃に僕の沖縄講演会を聴いてから意識が変わり、それから山梨へ移住し、シングルマザーでありながらも自ら農園を立ち上げ、僕らキブツの農業もスタッフとして手伝ってくれていた。

「普通の主婦が固定種の自然栽培の野菜が手に届くように…」

彼女のスタンスは最初からそこに集中しており、手間暇かけて非常にクオリティの高い自然栽培野菜、それも種まで固定種でこだわっているのに、普通のスーパーに普通の野菜とほぼ変わらない値段で卸している。

「普通の野菜よりも20円高いだけで自然栽培の野菜が手に入るなら子育て中の主婦も手が届く」

そりゃ素晴らしい志しだけど、自然栽培でスーパーの野菜と張り合うのは事業としてはまず不可能…。

下手したら赤字経営となるにも関わらず、最初から彼女はそのスタンスで農業事業をスタートしていて、4年経過した今もそれを淡々と続けているから本当に凄い。

男性なら、または経営を考えるなら、まずはちゃんと事業を軌道に乗せ、利益が出て余裕が出てきたら、本当にやりたいこと、社会貢献もしたいという夢を持つ人も多いけど、大体そう言いながら自ら食べていくのも必死であり、5年、10年経っても志しを実現できない人も多い。

野菜だけでもそんな状況なのに、ひとみさんはさらに次は

「お米の自然栽培拡大」

を計画しており、その理由は学校給食であると。

どうやら八ヶ岳の学校給食も少しずつ自然栽培や有機栽培を積極的に取り入れてくれる動きが出てきたようで、そこに星空ファームも是非お米を提供したいそう。

ただ、その買取価格は普通の慣行栽培の農薬や化学肥料のお米と変わらない安値であり、その価格では自然栽培のお米はほとんどボランティアか赤字。

でも、予算をつけるわけにも、学校給食の値段を上げるわけにもいかず、農家が我慢すれば、良いお米が給食に少しでも行き渡る。

「それなら私が…」

ということで、ひとみさんはこれから学校給食へ自然栽培のお米を提供しようと農地拡大を決意。

ところが、これまでも借りた農機具やトラクターばかりで、自前のものは限られており、これから規模を広げるにもそれらを一新するのは必須のこと。

そこで彼女は、人に頼るのも苦手ながらも初めてのクラファンを立ち上げ、リターンには自然栽培のお野菜やお米などがたっぷり届く。

「もっと自分を大切にしながら経営も…」

とアドバイスをしても止まる性格でもないから、突き進む彼女をとりあえず応援するしかできない。

僕らのエリアからは少し外れた明野エリアの農園であり、八ヶ岳ピースファームとは姉妹農園ともなりますが、1人で始めた農業も今は少しずつ仲間が集まって来ていて、彼女を中心としたコミュニティも少しずつ形成されています。

今は再婚されて素晴らしいパートナーにも恵まれ、これからさらに活動を本格化すると思いますので、是非皆様も応援のほど宜しくお願いします。

5,000円のリターンの野菜セット。

僕らからもすれば

「リターンし過ぎでしょ」

と突っ込みたくなるほど大盤振る舞いですが、本当に品質も味も一級品で、種から栽培まで安全安心の八ヶ岳野菜&お米。

無くなる前に是非どうぞ。

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