毎度ながらグループ年商4,000億円という大企業を生み出した伝説の実業家のアイワールド五十嵐由人社長。

82歳でまだ世界を飛び回り、政財界をはじめ様々なネットワークを持つ長老的フィクサーの一面も持つけど、その五十嵐社長が
「このお方はとんでもない…」
と敬服される先人の大御所が
「行徳哲男先生」
という方。

その年齢93歳。
“感性=紛れもない私”を取り戻す研修
「BE研修(Basic Encounter Training)」
を生み出した人材・能力開発の第一人者であり、プロスポーツ選手でもゴルファーの青木功、野球の王貞治、テニスの松岡修造など、世界トップクラスの一流を指導して来た人を育てる達人。
政財界でも数々と大企業のオーナーや政治家の幹部クラスも指導を受けて今も活躍しており、この日本においての”裏のドン”の1人であるのは間違いない行徳先生。
僕は昔、さとううさぶろうさんにご紹介頂き一度だけご挨拶させて頂いたけど、今回はまた五十嵐社長からのご紹介で改めて繋がらせて頂く。
「あー噂の、キミの話は良く聞いているよ」
と、すでにたくさん八ヶ岳の活動の情報は耳に入れて頂き、日本には農業がとても大事であるからと激励してくださる。
それにしても93歳、それもこの日本に大きな影響を与えた大先輩の言葉は、どれも重みがあり、襟が正される。
「ダラダラ生きない」
なんとなく起きて、なんとなくご飯を食べて、なんとなく仕事をして、なんとなく家族と会話して、なんとなく寝る。
そんな日常では何の意味もない人生。
「野生の鴨であれ」
野生の鴨の渡り鳥は、一度に1万キロ以上もの距離を飛ぶ。
その間、飲まず食わず、寝ずのまま休まず飛び続ける。
でも旅の途中に餌付けされてしまうと、途端に鴨は飛べなくなる…。
などなど、デンマークの思想家セーレン・キェルケゴールの話を引用しながらも、引き込まれるような熱い講義をされる。
そして、行徳先生は”死”についての哲学も持っている。
死を意識してこそ生きられる。
死は怖いものでも、忌み嫌うものでもなく、美学であるとして、いつ死んでも悔いなく生きるのが武士道でもあり、日本人でもあると。
死を意識することで今を生きるのは、まさにエンディング・ヴィレッジのコンセプトでもあり、さすがは行徳先生、すでにエンディング・ヴィレッジを体現して生きている。
底知れない93歳。
今後のますますの活躍が楽しみだし、半世紀先を生きる先輩方を見習って僕もダラダラ生きないで野生の鴨のように生きようと思う。







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