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日本五大ラジウム・ラドン温泉

日本五大ラジウム・ラドン温泉。

2年前の年明け、古代出雲ゆかりの地である奈良巡礼の際に出血多量で死にかけ、その後の春分にも懲りずに再び奈良参拝へ行き、3月下旬に1週間動けなくなり

「いよいよヤバい」

という状況に。

4月上旬の予定をすべてキャンセルし、そこで旅立ったのが”湯治”。

インドの伝統医療アーユルヴェーダでは”パンチャカルマ”という究極のデトックス入院があるけど、温泉大国日本には古来から”湯治”がある。

そして日本一有名な湯治温泉といえば、なんと言っても秋田県の”玉川温泉”のラジウム・ラドン温泉。

ラジウム(88)は自然放射線であり、ラドン(86)は、このラジウムが気化してガス化したもの。

自然放射線は、生命の誕生、生命活動のために必要不可欠なものであり、湯治なら自然放射線を

・入浴
・飲泉
・吸引

で利用し、場所によっては”岩盤浴”で細胞やDNAを刺激して心身を蘇生させる。

“岩盤浴”という言葉発祥の地である秋田の玉川温泉では、多くの人々が岩盤の上にゴザを敷いて寝っ転がっている。

岩からダイレクトに温熱効果と放射線を不調の患部に当て、地面に近いところはラドンガスが充満して吸引。

玉川温泉はガンの回復率70%以上という驚異的実績があり、病院とは比べ物にならないほど一般的には”奇跡”と呼ばれる治癒力を誇る。

とはいえ4月下旬まで冬季休業のため2年前は行くことが出来ず、そこで次に候補に出たのが、日本五大ラジウム温泉の1つ、新潟の五頭温泉郷。

村杉温泉
今板温泉
出湯温泉

という3つのラジウム温泉が点在している温泉郷で、それぞれ複数軒、温泉宿や日帰り温泉があるものの、その3ヶ所すべてを試した僕の中で

「最強の温泉宿」

と太鼓判を押せるのは、出湯温泉の”珍生舘”という宿。

「1200年前、新潟最古の温泉」
「弘法大師(空海)が開いた温泉」

出湯温泉は、なんとも古い歴史があり、また空海が五頭山を開いた際、錫杖(しゃくじょう)を地面につついた際に霊泉が湧き出したと伝えられる神秘の湯治場。

ここに”華報寺(けほうじ)”という立派な寺があり、珍生舘は、もはやその敷地内という場所にある聖地。

2年前にも、ここの体験レポートをお伝えしたので、詳しくは当時のブログをご参照頂けたらと思いますが、あれから2年経っても、ここを上回る湯治宿はないほど、すべてにおいて完璧。

なんと言っても”氣”.の良さが抜群。

歴史ある古き温泉宿で建物も決して新しくないけど、掃除は完璧なまで行き届いている。

そして、ここは出湯温泉の源泉の中の源泉地であり、この源泉が、いわゆる良い温泉の定義の1つである

「自分との境目がなくなる水」

の究極版。

温泉の質は場所によって様々ですが、僕にとって良質な温泉は、そのお水と自分自身が一体化する温泉。

それを初めて体験したのが、10年前に訪れた和歌山の”ゆの里”でしたが、ここ出湯温泉の珍生舘の源泉は、それを上回るほどの体感。

身体が”無”になるほど、お湯の抵抗感がほぼゼロであり、自分がお湯に溶けてしまう。

また1階貸切風呂は、狭くラドンガスも濃密に充満しており、吸引からもたっぷりラドンが吸える。

お部屋にも飲泉用でポットがあり、食事にもすべて温泉水が使われている。

この食事、どんな高級旅館で食事をするよりも、この珍生舘の食事とは比べることが出来ないほど

「なんでこんなに美味しいの…?」

と衝撃を受けたのも2年前。

当時、体調不良で起き上がれず、食べることも出来ず、あっという間に体重も1割ほど落ちてしまい、氣も消え失せていた状態だったけど、ここの食事だけは食べることができ、そしてエネルギー(氣)となっていくことをハッキリ感じた。

こればかりは、女将さん達の愛情と食材と料理のこだわり、そして魔法の温泉水が成せる唯一無二のものであり、最強の温泉と最強の料理で、ここにいれば本当に人は生き返る。

前回僕は4泊もお世話になり、とことん自己ケアに時間を費やして、見事に復活の一歩を遂げられた。

アーユルヴェーダも基本は3週間、湯治もどんなに短くても本当は3日以上、理想は3週間、余命宣告ならば、本当は3ヶ月徹底的にするのが効果的。

僕のいる八ヶ岳北杜市もまた、実は五大ラジウム温泉地の1つ”増富温泉”もあるけど、環境をガラッと変えるのも湯治には大事な要素。

久しぶりに新潟を通る旅の道中、元気になったお礼参りで華報寺、そして珍生舘へ。

やはり抜群の泉質、そして料理もずば抜けた美味しさ。

ただ、残念ながら僕が2年前に訪れたすぐ後に先代の女将さんは亡くなってしまい、今は新女将さん1人で運営しているので、かなり少人数しか受けていない。

でも、先代の料理をそのまま、むしろ上回るほど、見事なほどに味もエネルギーも引き継がれており、新たな珍生舘として長く継続して欲しいもの。

多くの人に教えたいけど、本当は誰にも教えなくない隠れ家宿とは、まさにこんなところだと思うほど、日本中のマニアックな温泉を探求してきた僕が湯治で最もおススメする宿。

新潟にお越しの際は是非ともご利用下さい。

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