季節外れの花火をイスラエルの子供達と。
イスラエルが緊迫した社会へと突入してから間も無く1ヶ月を迎えようとしている。
僕ら30名の日本人グループは10月15日の日本直行便で帰国したけど、そこには他にもたくさんの現地在住の邦人家族などがいた。
その中のひと家族と繋がることになり、日本での滞在先に困っているということから、キブツ八ヶ岳で一時滞在を受け入れることになった。
奥さん日本人、ご主人ユダヤ人、小中学生の子供達。
ご主人は突如として失業状態であり、子供達もまた新学期・新学年が始まって2週間で休校。
故郷も家も仕事も学校も一瞬のうちに奪ってしまうテロと戦争。
平和だから国があり、家があり、仕事も家族もある。
当たり前の日常があるのは決して当たり前ではない。
2,000年近く、国なき流浪の民となっていたユダヤ人の気持ちは、簡単にはわからないものだし、簡単には今のイスラエルとパレスチナ問題をジャッジできないもの。
何はともあれ、ユダヤ人だろうとパレスチナ人だろうと、目の前に困っている人がいるなら、批判する前に出来ることでサポートするのが同じ地球人としてのあり方。
キブツ八ヶ岳では、避難してきている邦人家族は、無期限にてキブツハウスで無償滞在を受け入れている。
この家族は本日に一度別の場所へと移ってしまうけど、日本にキブツがあることを知ってもらい、コミュニティのメンバーや子供達とも貴重な交流の時間を持てたのはとても良かった。
今、世界はもちろん、日本でも偏ったメディア報道のために、ユダヤ人は偏見も持たれていてどこに行っても居心地が良くはない。
キブツ八ヶ岳は、一切そう言った偏見もなく、八ヶ岳は都会よりも人も情報も少なくて過ごしやすいから、是非周囲に同じように滞在先に困っている人々がいたらキブツ八ヶ岳をご紹介ください。
子供達はまだ何が起こっているかわからないから、とても元気で笑顔に満ち溢れている。
その笑顔を失わないうちに、まずは平穏となって、早く故郷へと帰れる日を祈るのみ。






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