たきさわたいへいオンラインサロン「MAYIM(マイム)」

レゴから”レゴロボット”へ

レゴから”レゴロボット”へ。

女の子が人形遊びが好きなら、男の子が大好きなのはレゴ。

誰もが1度は遊んだことがあったり、ハマったりするもの。

うちの息子も小さな頃からレゴにハマり、あっという間に僕なんかよりも上手に早く何でも作れるようになっていた。

そんな彼も中学生となり、選んだ部活はなんと

「レゴロボット部」

というもの。

レゴロボットとは、正式には”レゴプログラミングロボット”のことであり、レゴ社が開発したプログラミングをして動かせるレゴのロボットのこと。

今もあるのか、学生のロボットコンテンスト(ロボコン)が、昔テレビとかでやっていたけど、あのレゴロボット版であり、プログラミングを組んで、レゴのロボットに様々な動きを与えて、与えられた課題をクリアして得点を競う大会がある。

その規模は想像以上に大きく、全世界110ヶ国以上で展開されている”FIRST LEGO League(FLL)”というレゴロボットの大会があり、その中で9歳から16歳までが対象の全国大会が東京で開催され、我が息子のレゴロボット部も晴れて全国大会へ出場。

さすがは全国、ほとんどが部活動のチームではなく専門のクラブチームの出場であり、結果は入賞にも至らなかったけど、連日深夜まで練習していたから、個人とチーム含めて本当に良い経験が出来たと思う。

何はともあれ、僕はレゴロボットの世界などまったく知らずに初めて現場を見たけど、子供達のクリエイティブな才能に度肝を抜かれ、何よりみんなワクワク楽しそうに夢中になっている姿に無限の未来を感じた。

ただゲームで遊ぶだけでなく、今はレゴやマイクラもプログラミングを学ぶツールとして様々な応用がされており、八ヶ岳でこれから作っていく学校づくりや教育プログラムにもレゴロボットなどを取り入れたいと思う。

まだまだ日本では認知度は低いので、我々の寺小屋にもレゴロボットチームを作って、興味ある子供たちに教えられる環境となれば。

ちなみに全国大会で5位以内に入賞すると、ブラジルやオーストラリア、ノルウェー、アメリカなどで開催される世界大会へ出場する。

レゴロボットの大会が素晴らしいのは、単なるロボットプログラミングの競技を競うだけでなく、別途”プレゼン”も課題としてあり、与えられたテーマの研究活動を行い、専門家の前で課題解決策を提案したりする。

それも社会問題の解決案であったり、ビジネスマン顔負けの論理力とプレゼン力を身につけ、将来の社会起業家が育つ下地になっている。

息子も1年であっという間に吸収してレゴロボットの技術を高めているので、その経験を八ヶ岳の小さな子供たちに生かして、”子供が子どもへ教えられる寺小屋”も視野に入れつつ。

引きこもり、不登校と呼ばれてゲームなどに夢中になっている子供達が、こうしたものをきっかけに自分の部屋から世界へと飛び出して活躍できるきっかけになれば…夢は広がる。

ちなみに全国大会の会場は、かの有名な東京大学。

存在は知りながらも、僕とは無縁の地であったので、東大の敷地に足を踏み入れたのは初めて。

「えぇ、めっちゃ東大ステキ」

というのが、僕の印象であり、レトロな校舎や落ち着いた敷地の雰囲気が素晴らしかった。

日本は学びたい人が大学に行くのではなく、遊びたい人ややることがない人が大学へと行くレール。

特定の年齢になったら惰性で大学へ行くのではなく、学びたくなったら学びに行く、働きたくなったら働きに出る、そんな社会が当たり前となるように。

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