たきさわたいへいオンラインサロン「MAYIM(マイム)」

“譜面”のない人生を

“譜面”のない人生を。
311祈りのコンサート。

ライアー奏者の池末みゆき先生とハープ奏者の中野智香子さんの毎年コラボ演奏。

池末先生は、日本におけるシュタイナー教育の草分け的存在であり、また日本のライアー奏者の第一人者でもある。

現在86歳。

今もなお、世界中駆け回って現役バリバリで活躍している。

今でこそ、譜面も一切見ずに自由なままライアーを演奏している池末先生だけど、ある時まで逆に譜面がないと落ち着かなく、譜面が手放せない演奏家だったそう。

「演奏には譜面が必要」

その常識を打ち砕かれたのが、演奏の旅で訪れたアイルランドだったようで、アイルランドの人々は誰1人として譜面を使っておらず、反対にアイルランド人は日本の演奏者全員が譜面を見て演奏している姿に驚いたそう。

このアイルランドの体験から意識が切り替わり、譜面を使わないライアー奏者となったそう。

「アイルランドのダブリン(首都)ですか?」

思わず僕は質問してしまった。

なぜなら、今週末からイギリス&アイルランドへ旅をする予定であり、アイルランドは6日間も滞在するのに、まだ宿1つすら予約してなかったから何か滞在先のヒントが欲しかった。

「いえ、アイルランドの西よ。古代アイルランド(ケルト)を感じるのは西が良いわよ」

と仰ったので、東のダブリン近郊だけにしようか悩んでいたけど、西アイルランド、西南アイルランドまでも思い切って旅をしようと決めた。

僕の旅も譜面(しおり)もない旅のようなもの。

多分、普通はもっと事前に旅の計画もしっかり立てて準備するのだろうけど、旅の計画すらも行き当たりばったり。

いや、わざとやっているわけでもなく、自分でも早く決めないとマズイなと頭でわかっていても、旅先のイメージが全然湧いてこないので、そんな時はインスピレーションやシンクロが自然と起こるのを待ってみる。

そうしたらちゃんとギリギリで天から池末先生を通じてメッセージが来た。

イギリスの予定も1週間前に決まった。

3月3日の東京講演会の際に来場者の中にたまたまロンドン在住で日本にやって来た方がいたので、思いがけず滞在先のアドバイスをもらえてパタパタパタとイギリス滞在の予定も決まった。

僕は綿密なようで経営も旅も人生も割とボーっとして適当だから、おかげさまで宇宙が一生懸命サポートしてくれる。

人生もまた、たまには譜面もなく、すべてお任せの自動運転で生きてみるのも面白いもの。

それにしても、素晴らしい311祈りのコンサートでした。

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