今回のエジプトの旅のクライマックスは、サッカラにある地下墳墓”セラピウム”の貸切探索。
エジプト最大のミステリー”セラピウム”24個の神か巨人の石棺が眠る
3300年以上も前、第19王朝ラムセス2世の時代から造られたと言われる砂漠の地下に隠された岩盤トンネルは、見えているだけでも400mはあり、それを古代エジプト人がどのようにして造ったかも謎。






でも、それよりも謎なのは、この広大な地下トンネル内に24個もの石棺が埋葬されており、その石棺が人間とは思えない超特大サイズのスケール。
蓋だけでも30トン以上、本体は70トン以上とも言われ、1つがアフリカ象10頭ほどにも匹敵する重さ。
これを人力で引くには400人の人手が必要だけど、その人手が入るほど地下トンネルは大きくはなく、どうやって地下に引き入れたのか謎は謎のまま。
それが24個も通路両脇にセットされており、1851年に発見された時には、すでに24個の石棺は開けられていた。
中にあったミイラなどもすべて盗掘されたと思われていたけど、セラピウムの地下トンネルは2つあり、もう1つ別の小さな石棺が収められている地下墳墓のミイラは残されていた。
盗掘であれば、その小さなミイラも持ち去ったはずなのに、この巨大石棺は最初から空っぽだったのか。
というのも、24個の石棺のうち1つだけ蓋が閉まったままの石棺があり、それを考古学者達は必死に開けようとしたものの、1800年代では人力ではとても開けられず、最終的にダイナマイトで石棺に穴を開けた。
中を覗くと、そこには何も残されていない空っぽだった。
開けられた他の石棺もまた、微妙に蓋がずらされているだけであり、現代人でも動かせなかった30トンもの蓋をいつ誰がどうやって?と謎が謎を呼ぶセラピウム。
古代エジプト人は、動物を神の化身として、また神に仕える聖獣として崇めており、セラピウムは、古代エジプト首都メンフィスの主神で創造神プタハの聖牛アピスのために造られた地下式墳墓と言われている。
この巨大な石棺は、聖牛アピスの死後ミイラにして保管していたとも。
真実は謎のままだけど、古代の巨人やアトランティス人の石棺とも思えるセラピウムは、正直これまでのエジプトの旅の中でも異次元世界がリアルにそのままの空間で衝撃的だった。
ここで参加メンバーで最後の瞑想。
いよいよエジプトの地下の秘密が表に出てくる時代へ。













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