アメリカで最も平和な瞑想の街”フェアフィールド”。
アメリカのオハイオ州にあるフェアフィールドは、人口約10,000人の小さな自治体だけど、そのうちの約3割の3,000名ほどが瞑想実践者の街として知られている。
それも3,000人が同じ瞑想法
「TM瞑想」
の実践者というから、もはや1の自治体の中に1つの瞑想コミュニティが包括されている状態。
TM瞑想は、日本語では”超越瞑想”と訳されるインド伝来の瞑想法で、マントラを使った最も簡単で効果的な瞑想法であり、世界で最も有名な瞑想法の1つ。
1950年代にインドの”マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー”によって古代インドのヴェーダ5,000年の叡智が世に出され、その後ビートルズやハリウッドスターによって世界的に普及。
日本でも船井幸雄さんや稲盛和夫さんが経済界に普及させて広く認知された瞑想法。
僕も今年3月から取り入れて毎日実践中。

その国際本部こそはオランダにあるけど、アメリカの拠点も極めて大きなものであり、その中核を担うのが、このフェアフィールドにある
「マハリシ国際大学(Maharishi International University)」
であり、その歴史は1971年からと50年以上も”意識に基づく教育”をする世界で唯一の学校。


ただ知識を得るだけの教育ではなく、どのように知識を得るのか、そのプロセス、そして知識を得る本人そのものの意識に磨きをかける教育。
学生は入学したらマントラを伝授され、1日の授業の中に必ず瞑想の時間があり、また食堂も自前の有機農場の野菜を使った安全な食事。
保健室は、敷地内にあるアーユルヴェーダクリニックであり、建物すべての建築もヴェーダ建築(風水)を利用した施設となっている。
フェアフィールドの街中にあるマハリシ国際大学(MIU)だけど、街のTM瞑想家3,000人のうちの約半分が学生と学校関係者、残りの半分がTM実践者で学生とは関係なく暮らしている人々だとか。

瞑想の街フェアフィールドの中核に瞑想の学校MIUがあり、そのまた中心には
「瞑想のためのドーム」
が男性用と女性用の2つがあり、それぞれ最大800人近くが収容できるほど、桁外れの大きさで、ここでは街からもTM実践者の上級レベルの人々が毎朝7時30分と夕方17時に通ってグループ瞑想を行っている。

さらに2001年より、このフェアフィールドの近隣に公式にアイオワ州から認められた自治区の町として
「マハリシ・ヴェーディック・シティ」
という広大なコミュニティエリアがあり、そこは法律ですべてヴェーダの建築が取りいてられて、また一般のアメリカ住宅の10分の1のエネルギー消費量の分譲エコ・ヴィレッジなどもある。
シティの中には、大学の保健室とは別に本格的なアーユルヴェーダクリニックがあり、そこで様々なアーユルヴェーダの治療やトリートメントも滞在しながら受けられるようになっている。
50年以上も瞑想に特化し、ヴェーダに基づいて作られた1つの社会モデルがアメリカにある。
今回、僕らは僕らで新しい社会モデルを日本に、八ヶ岳に作るため、世界規模の瞑想ネットワーク、コミュニティを実践して来たMIUの視察。
その長き歴史と規模にまずは驚嘆…。
学べるものは学び、八ヶ岳にも取り入れて融合出来る仕組みを考える。
それにしても”意識に基づく教育”は素晴らしく、八ヶ岳の学校づくりにも瞑想とともに導入したいもの。













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