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ブッダガヤの”大菩提寺(マハーボーディー寺院)”へ

ブッダガヤの”大菩提寺(マハーボーディー寺院)”へ。

ここが、かの有名な

「お釈迦様が悟りを開いた菩提樹」

がある寺院であり、その菩提樹は4代目となって今も存在していて、そこは”金剛座”と呼ばれて柵に覆われて立ち入り禁止となっている。

もともと柵はなく、それでも立ち入り禁止だったところに1992年、日本から麻原彰晃がブッダガヤに来て、この金剛座に勝手に座り込んで引き摺り下ろされた後から柵が取り付けられたのは有名な話…。

大菩提寺は、たくさんの巡礼者で賑わっていたものの、1月のブッダガヤはまだまだ寒いので、多くはチベット仏教の信者が中心。

2月、3月と暖かくなって来るとタイ仏教の信者などが増えて来るとか。

日本の仏教はインドのイメージよりも中国のイメージが強いけど、すべてはここブッダガヤの菩提樹の悟りから始まっているので、ここは仏教における世界最大の聖地。

とはいえインド国内の宗教はヒンドゥー教が80%近くであり、続くイスラム教が14%もあるので、実は仏教は0.7%しかいない。

仏教における最大の聖者であるお釈迦生誕の国でも、仏教は超マイナーの宗教。

同じく世界一の最大宗教であるキリスト教も、イエス・キリスト生誕の地であるイスラエルでは、キリスト教の割合は僅か2%。

仏教(信者5億人)もキリスト教(23億人)も自国の外で広まっている。

さて、個人的に2度目となる大菩提寺ではあるけど、前回も

「……?」

と、あまり特別な聖地としての感覚はなかった。

というか、大菩提寺だけが特別というわけではなく、ここブッダガヤ全体が、かなりのパワースポットであり、不自然にも突き出した岩山や数々の大木など、インドの中でも特殊な磁場に満ち溢れた場所だと思う。

お釈迦様が、このブッダガヤを選んで修行し、やがて悟りを開いたのも納得の聖地だと感じるし、実際お釈迦様は菩提樹の樹下で突然悟ったというよりも、スジャータから乳粥を受け取った(その決意を決めた)時に、もう悟りの道にレールは切り替わっていたと思う。

今は麦畑が広がるブッダガヤの農村風景。

時期が変わると、ここは田んぼに切り替わる。

僕はブッダガヤの農村風景がたまらないほど大好き。

インドの中の楽園と思えるほど美しい。

このブッダガヤを含むビハール州(人口1億人を超える)は、2016年からお酒が法律で禁止。

お酒を飲む方はブッダガヤ滞在中は禁酒となるからご注意を(僕は飲めないから無関係)。

今回ブッダガヤは3泊もゆっくり滞在。

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