人類の意識革命において大切な2025年の始まりを告げる春分は、ギザの大ピラミッドで。

それも石室である”王の間”で春分点を迎える。
これは狙っても色々な意味で出来ないこと。
春分点は、毎年1日の中でどの時間となるかはバラバラであり、ギザの大ピラミッドを入場できる時間は午前8時から午後16時までと制限されてしまう。
今年のギザにおける春分点を迎える時間は2025年3月20日11時01分から02分頃。
今年なら春分点そのものの瞬間にギザの大ピラミッドの中で迎えられるチャンスの年。
3月20日の午前中の予定を調整して、ギザのピラミッド入場が11時前となるように念入りに計算し、直前は大エジプト博物館を観光しながら王の間へ入るのを11時になるように狙う。
「大エジプト博物館を10時に出れば間に合う」
こうして予定通り博物館をバスが出発しようとすると、なんと参加者の1人がスマホを博物館内のトイレに忘れたことに気づき、慌てて回収へ戻る。
果たして間に合うかどうか。
ギザの大ピラミッドは世界的観光地であり、まして春分の日ともなれば人の混雑は避けられない。
案の定テーマパークでアトラクションに並ぶように、ピラミッド入り口で入場待ちの行列。
それでもまだギリギリ間に合いそう。
やっと我々の入場のタイミングとなり、チケットを見せると
「このチケットではピラミッド内部は入れない。これは敷地に入るだけの入場券だ」
と言われ、まさかのツアー会社がチケット手配ミスで大ピラミッド入場券がない。
「えー!?ここまで来て」
となりつつも、まだ20分くらい時間があるので、慌ててガイドさんに伝え、ガイドさんも慌ててツアー会社に伝え、待つこと待つこと残り10分前くらいに敷地の外で待機していたツアー会社スタッフが走ってチケットを入口まで届けに来る。
「なんとか10分あれば王の間まで上がれる…」
と思いきや、中は中で狭い通路を行き来するために大渋滞の混雑。
「こりゃ流石にお手上げかな」
でも、春分点のタイミングに全員が大ピラミッド内部に入れただけでも超ラッキー。
そう半分思いつつも、僅かな望みにかけて祈りながら進むと途中からスルスルと列が進み始める。
10時58分、10時59分、11時00分には先頭の僕は無事に王の間へと入場することができ、そこから次からから次へと入場し、春分点となる11時01分に全員が無事に奇跡のオンタイムで王の間へ集結。

なんとまぁ、ドラマチックなタイミング。
その後、異様な空気に包まれる王の間で祈り合わせ。

まるで次元が歪むような感覚だったけど、何枚か写真を撮ると本当に空間が歪んでいる…。
まだまだ後ろから続々と王の間へと観光客が押し寄せているので、係員から
「はい、もう出てください」
と。
混雑時の狭い王の間は、どんなに早く着いても滞在時間は10分も居られない。
そのことを考えると、春分点を過ぎてはもちろん元も子もないけど、王の間への到着が30分前でも20分前でも追い出されてしまうため、希望の時間直前に入らないといけない。
でもそれは、混雑する大ピラミッドで意図的に狙うことはほぼ不可能であり、そう考えるとスマホを忘れることも、チケットが間違えていることも、すべてが必然必要な天の采配、決められたプログラムであり、人生そのものも、そんなものではないかとも思った。
生きていれば小さなハプニングから大きなトラブルまで誰もがたくさん経験するけど、すべて必要なチェックポイントを通るための時間調整みたいなものであり、出来事にはプラスもマイナスもない総合的にすべて必要不可欠なもの。
だからね、今日嫌なことがあっても、悲しいことがあっても大丈夫。
リストラや倒産、離婚や死別、どんなに辛いことも、それはまた自分にとって必要な未来のための時間調整であり、すべて必要必然ベストなタイミングで物事は起こる。
これから起こる世界の大混乱もまた、すべて計算されたシナリオのものであり、人類が次のステージへと進むために避けられないもの。
さてさて、とりあえず2025年本番スタート。














『全てはうまくいっている』ことを皆さんで見せてくださったエピソードですね。わたしも5日生でご一緒に体験したいです。