心惹かれるままのアイルランドを後にして、本日はスコットランドへ移動。
向かう先は、欧州を代表とするコミュニティ
「フィンドホーン」
へ。

1962年にアイリーン&ピーター・キャディ夫妻と、その友人のドロシー・マックリーンの大人3人から始まったフィンドホーン。
1972年には”フィンドホーン財団”が誕生し、1980年代から本格的に世界に先駆けて”エコ・ヴィレッジ”をスタート。
これからキブツ八ヶ岳も、本格的にエコ・ヴィレッジの構築に向けて動き出すタイミングであり、それに伴ってフィンドホーンから得られる学びは数多くあると思い、今回が4年越しの初訪問が叶う。
4年前の2020年6月もまた、フィンドホーン滞在のプログラムを予約していたけど、まさかのコロナ禍によって中止となってしまい、僕のフィンドホーン初訪問は先送りとなった。
あの時はまだキブツ八ヶ岳も始まっていなかったから、今だからこそベストなタイミングでの訪問なのかもしれない。
コミュニティを志す人なら、1度は名前を聞いたことがある世界を代表する老舗コミュニティのフィンドホーンも、今は大きな転換期。
2021年4月、コミュニティのシンボルとなる建物の”サンクチュアリ”と”コミュニティセンター”の2つが火災で消失。
この火災は、コミュニティを追放されたメンバーの逆恨み放火だったとか。
またフィンドホーン財団が長年抱えていた様々な課題や問題にコロナ禍と物価高が加わり、昨年秋よりフィンドホーン財団は運営を事実上終了とし、コミュニティメンバーの生活は残りつつも、運営形態は大幅にリニューアルされる方向性に。
コミュニティの施設も売りに出されたりと、60年以上の歴史あるフィンドホーンが、かつてない事態に陥っている今だからこそ、これからのコミュニティ運営に繋がる大事なエッセンスを学べる機会だと思う。
まだまだ、この地球に理想郷は存在しないし、人間社会すべてが問題だらけ。
コミュニティだって蓋を開けてみれば、イスラエルのキブツだって、イタリアのダマヌールだって問題だらけ。
人間関係の問題、お金の問題、組織の問題…。
それでも、誰かが新しい社会モデルの構築に向かってチャレンジし続けなれけば、世界全体の社会はなかなか変わっていかない。
国に期待しているうちに僕らの短い生涯はあっという間に終えてしまうし、国も世界も”SDGs(持続可能な開発目標)”と叫びながら、ギャグみたいに次世代に負の遺産をどんどん積み上がていくのみ。
ということで、今週から1週間は、フィンドホーン滞在を通しながらコミュニティ情報について諸々レポートしていきたい。
なお、キブツ八ヶ岳の2024年度版ゲスト募集も残り1週間で一次募集終了(3/31まで)。
現在383名となっており、お米の配給の関係から残り117名まで参加可能。
ゲストになると、基本的に世界中どこからもコミュニティ活動に1年間村人として参加することができ、秋の収穫時にはお米も10kg全員に配給。
キブツハウスに割引価格で宿泊滞在することができ、現地に来たりオンラインでコミュニティが運営する様々なプロジェクト(田んぼ、畑、機織り、藍染、陶芸etc)にもメンバーとして参加可能。
今年は”保健室プロジェクト”も本格的始動であり、統合医療を用いた施設づくりに向けて大きく一歩を踏み出す時であり、健康や医療に興味ある人は特にメンバーに是非。
そしてエンディング・ヴィレッジに向けた取り組みも本格的に始まる予定で、ゲストメンバーからの意見を聞きながら晩年まで過ごせる理想郷に向けての仕組みづくりを構築する。
あとは、この春から17歳〜25歳のジュニアアカデミーというコミュニティに住み込み滞在するメンバー10名が加わる予定であり、彼らに向けた宇宙学校の講義もスタートするので、それをオンラインでもリアルでも一緒にゲストは学べる。
僕も出来れば週一では講義をしようと思うので、それだけでも価値ある1年間のプログラムとなれば。
ということで、まだゲストになっていない方は今週中に是非。
4月6日、7日には早速1泊2日の”入村式”イベントが開催され、全国各地よりすでに70名以上のメンバーが集まる予定。

詳細はこちらから。












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