中南米最後の最後は、再びメキシコに戻り
「グアダルーペの聖母」
の大聖堂へ。
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カトリック教徒が90%近いメキシコの信仰の中心は、イエス・キリストでもなく、一般的な聖母マリアでもなく、この”褐色の肌の色”をしたグアダルーペの聖母マリア。
「カトリックの三大奇跡」
と言われるカトリック公認の聖母出現の奇跡は
*ファティマ(ポルトガル)の聖母出現
*ルルド(フランス)の聖母出現
と、この
*グアダルーペの聖母出現
がある。
[以下、Wikipediaより]
1531年12月9日、メキシコ・グアダルーペのインディオ、フアン・ディエゴの前に聖母が現れたとされる。聖母は、司教に聖母の大聖堂を建設する願いを伝えるよう求めた。ディエゴは病気の親類の助けを求めにいこうとしていたため、話しかけてくる聖母をふりきって走り去ろうとした。すると聖母は彼を制止し、親類の回復を告げた。ディエゴが戻った時、病気だった親類は癒されていた。聖母に司教へしるしとして花を持っていくよういわれたディエゴは、花をマントに包み、司教館に運んだ。司教館に花を届けた際、ディエゴのマントには聖母の姿が映し出されていた。 フアン・ディエゴは2002年に列聖された。(転載終了)
大聖堂に祀られている500年前にマントに浮かび上がって来た褐色の聖母は、いまだに色褪せることなく当時の布が健在。
さて、この地に我々を導いてくれたのは、今回の旅の発案者である宮崎ひろみさん。
ひろみさんは、世界各地を旅するジプシークィーンの異名を持つけど、ひろみさんは
「マグダラのマリア」
の足跡を辿っており、スペインやポルトガル、フランスやイギリス各地に残るマグダラのマリアやその娘”サラ”にゆかりのある地を訪れている。
僕もまた世界を旅する中で、スペインのモンセラットやポルトガルのナザレ、イギリスのグラストンベリーなど、まったく同じようにマグダラのマリア、別名”黒いマリア”を追いかけており、このメキシコのグアダルーペの聖母もまた、実際は聖母マリアというよりもマグダラのマリアであると言われている。
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聖母がディエゴに持たせた花は
「赤いバラ」
であり、一般的に聖母マリアを象徴する花は
「白いユリ」
で、赤いバラはマグダラのマリアの象徴であることは、映画”ダヴィンチ・コード”をはじめ広く知られている。
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ちなみによく見ると、このグアダルーペの聖母のマントには、星々が刻まれており、これを繋ぐと聖母がマントに出現した日(1531年12月12日)の10時26分、メキシコの冬至の天体図であるとも言われている。
冬至は中南米先住民にとって最も大切な太陽の誕生日でもあり、太陽神アマテル(ニギハヤヒ)とも繋がるのがイエス・キリスト、その伴侶のマグダラのマリア(セオリツヒメ)。
今回、メキシコのテオティワカンの太陽のピラミッドと月のピラミッドをはじめ、クスコ、マチュピチュ、チチカカ湖のどこに行っても”太陽”と”月”の統合がテーマだったけど、それは男性性と女性性、または別の象徴としてイエス・キリストとマグダラのマリアがテーマでもあったかな。
いかんせん、僕はこの2つの存在を10年以上も世界中から日本全国ずっと追い続けており、今年春分に訪れたイギリスのグラストンベリーやストーンヘンジもまた、その流れ。
そして、イエスとマリアが地下神殿でイニシエート儀式をされたと言われるキザのピラミッドは秋分の日に。
来年春には、いよいよ南フランスを訪れることで、この一連の流れも大きな節目を迎える。
マグダラのマリアを追う旅のクライマックスでもあり最終章、南フランスの旅もまたご一緒できる方は是非とも。
その前に、この巨石文明の世界聖地を繋ぐ旅のキーポイントとなる
「イースター島」
は2025年年明けのツアーを予定。
こちらも是非ご縁ある方々とともに。
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