果ての果て、チチカカ湖の太陽の島から”月の島”へ。
“乙女の島”と呼ばれた月の島は、女人禁制ならぬ男人禁制の地だった特別な島であり、インカの頃より、ここは巫女養成所であった。
唯一立ち入りが許された男性は、皇族のみであり、月の島で養成された乙女のうち、料理や機織りも上手な女性は側室に入り、また一部の選ばれた女性は儀式のための生贄にもなっていたとか。
どちらにしても、太陽信仰時代の女性への誤った扱いであり、その時代の名残の今も変わり目のタイミングを迎えているけど、それよりも遥か前より、ここ月の島はチチカカ湖に降り立った古代人が、神殿などを作っており、かの有名なインカにも伝わる
「カミソリの刃が入らない石組み建築」
は、ここから始まったと言われている。
あらゆる意味で原点となるチチカカ湖の中の核となる太陽の島と対になる月の島、その中心地で皆で瞑想して、この長い長い南米の旅も本当の終着点。
あとは日本に向けて逆戻りするのみ。
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