たきさわたいへいオンラインサロン「MAYIM(マイム)」

刻一刻と変化するイスラエルの今(10/9)

刻一刻と変化するイスラエルの今(10/9)。

北のビズボラ(レバノン武装勢力)からの攻撃を受けた、僕らのいるイスラエルのゴラン高原(ガリラヤ湖)。

北からも越境してテロリスト達が侵入して来たものの、イスラエル軍によって侵入者は排除されたとのニュースも流れる。

北のガリラヤ湖も安全とは言えない中、次に目指すはイスラエル中東部でヨルダンとの国境沿いの死海。

果たして死海へ移動できるのかどうか。
すべて当日朝にならないと状況はわからない。

迎えた9日朝、幸いにも死海へ移動可能と連絡が。

ただし、ガリラヤ湖からは、ヨルダン渓谷をまっすぐ南下していけば、およそ2時間30分ほどで死海へと辿り着くものの、パレスチナの”ヨルダン川西岸地区”を抜けるよりもエルサレム方面から迂回せよと。

かなり時間的には遠回りとなるが、安全第一のためエルサレム方面の道を選ぶも、ドライバーが仲間と情報交換している限り、ヨルダン渓谷は今はまだ安全だからそちらの方が良いと直前にルート変更。

そのおかげでスムーズに死海へと移動できたが、なんと当初迂回しようとしていたエルサレム経由のルートはミサイルが落ち、道路が封鎖されて大混乱だと…。

ミサイル直撃のリスクもさることながら、死海へも行けず、危うくバスの中で立ち往生する可能性もあったようで本当に護られていると思う。

ガリラヤ湖からの出発直前、久しぶりに僕は”キリスト意識”を見つけた。

と言っても、空に浮かぶ小さな虹色の”存在”であり、これは2014年に初めてイスラエルに来た時、大いなる神の存在を感じて、キリスト意識を呼びかけた時に突然空間から出現して、すぐに消えたものとまったく同じ存在。

http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51886173.html

マグダラのマリアの遺跡にて意識を合わせると浮かび出てはすぐ消えた。

「イスラエルは神様が本当に手が届きそうなほどすぐ側にいる国だよ」

2014年の体験の際、そう皆に伝えていたけど、本当に凡人の僕にも神様を感じる不思議な地であり、今も神なる存在の加護を強く感じる。

死海へ行く道中も、いつも以上に厳しい検問があり、ライフル銃を持つイスラエル兵士がバスの中をチェックしてから通してもらえる。

死海のキブツへとランチで立ち寄るも、入り口にはやはり普段はいない自警団の兵士がライフル銃で見張っている。

ガザ近くの南部にあるキブツの村は、7箇所ほどがハマスに襲撃されて占領されたと聞いていたので、キブツもかつてないほど厳戒態勢。

とはいえ、現時点ではイスラエル領土内に侵入したハマスグループは、すべて排除し、また9日時点でガザにいたハマス実質指導者のシンワル氏も殺害したとニュースにも。

もちろん、それで争乱が収まるわけもなく、事態はガザの地上戦へと進んでおり、イスラエル国内は本格的な戦闘に備えて不要な外出禁止、大勢の集会禁止、水や食糧、備蓄用品を備えるような指示が国から出ている。

ガザからのミサイルは、世界の聖地エルサレムも標的にされており、今現在エルサレムは実質封鎖されているようなもので、どの観光地も入れない。

またテルアビブの空港も標的となっており、空港にもいつミサイルが飛んでくるかわからない状況下の中、イスラエル国内から脱出する人々の動きもピークとなっている。

イスラエルへの渡航中止の航空会社も増えているものの、幸いにも僕らが乗る予定のイスラエル航空(エル・アル航空)は、いまだに就航中。

それどころか海外からは増便しており、この母国の危機に世界のユダヤ人義勇兵がイスラエルへと集結して来ていると。

僕らは土曜日の日本行きのエル・アル航空のチケットを確保出来ているものの、早くに振り替えられる便もすべて埋まってしまっていると。

他国への便もチケット争奪戦で空港も混乱している様子。

こんな一生に一度体験しようにも体験できない事態をアンラッキーと捉えるか、ラッキーとは言えずとも、貴重な体験と捉えられるか。

世界の最前線で起こっていることをリアルに体験し、日本の皆さんに現状を伝えたりと、ここで僕らがいることに意味があるなら、あとは流れに身を任せるのみ。

入国から奇跡的な流れであらゆる事態をスレスレで縫うようにくぐり抜けており、今この瞬間も一寸先も何も見えない状況が続く。

上空には戦闘機がバンバン飛び交っており、陸上でも戦車が輸送、どこにミサイルが落ちるかわからず、どこにテロリストが潜んでいるかもわからず。

いかに自分の普段いる環境、そして日本が豊かで平和であると感じる一方、いかに生ぬるい平凡な世界にいたのかも痛感する。

多くの気づきと意識の変容を与えてもらい、とても感謝。

そして後は全員無事に予定通り帰るだけ。

「全員しおりの予定表は帰りのフライト時間の部分だけ残して、後は破って捨ててください」

半分冗談、半分本気で僕は参加者の皆様に伝えたけど、しおりにはない、僕らの先が見えないミステリツアーは継続中。

瞬間瞬間を大切に、今を生きることの大切さを感じながら。

死海では、タイムリーに10月の”ムー(WEB)”で取り上げられた砂漠に出現した”謎のモノリス?”を訪れる。

この正体は一体……それはまた無事帰国したら。

死海もホテルエリアは兵士がセキュリティ管理しており、プカプカ浮かんで気分転換しながら安全な範囲で旅は旅で楽しんでますの、どうぞご心配なく。

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