(前回の続き)
2011年4月25日に初めて訪れた八ヶ岳。
目的は、元僧侶と名乗る人物から木内鶴彦さんという方の講演会に参加するからです。
待ち合わせ場所だったのは、八ヶ岳南麓の北杜市小淵沢町にある小さな木工ギャラリーでした。
「博山ギャラリー?」
そのギャラリーに到着すると、中から立派なヒゲをたくわえた仙人みたいなおじいさんが出てきました。
「やぁやぁ、どうもこんにちは」
明らかに普通ではないオーラを持ちながらも気さくに話しかけてくる謎の仙人。
元僧侶に謎の仙人、そしてもう1名彼らの友人の方と一緒に1台の車に乗り合わせ、小淵沢から木内鶴彦さんの地元である長野県佐久市へと向かったのでした。
「(大丈夫かな・・・)」
かなり濃いメンバーといきなりラブワゴンに乗っての旅の始まり。
八ヶ岳南麓の小淵沢から八ヶ岳北麓の佐久までは、山を越えて1時間30分ほどかかります。
色々話しを聞いていると、どうやら謎の仙人の名前は「博山(はくざん)先生」といって、ピカソ美術館に作品が永久保存されたり、クリントン大統領に作品を贈呈したり、世界的に名の知られた芸術家のようでした。
そうこうお互い自己紹介がてらに情報交換をしていると、あっという間に講演会場に到着。
この木内さんの講演会は、地元の有志の人たちによって定期開催されている小さな小さな講演会であり、人数も20人程度しかいないアットホームなものでした。参加費もたったの1000円。
木内さんに対する事前知識がなかった自分は、この日に初めて木内さんのお話を聞くことになりましたが、それはどの話も興味深く、忘れられない出会いとなりました。

3度の臨死体験、それも事実上の死を告げられた後の復活である死亡体験。
そこで見てきた地球、人類の過去と未来の行方。
何よりも興味深いのが、起こったばかりの311のこと、そして原発事故、放射能汚染についてです。
水星探索家は表向きの姿であり、実際は世界トップクラスの科学者、研究者としての知識をお持ちの木内さんは、今起こっている原発事故のことや放射能汚染についても非常に詳しい見解を持っていました。
「福島県の“浜通り”で今も余震が起こっていますが、あれが気になりますね。これは余震ではなく、おそらく原発の下で何かが起こっているからです」
「もしメルトダウンしていると、容器も突き抜け、地下に核燃料が突き進んでいき、少しずつ蓄積されていきますが、それが地下水脈などとぶつかると大きな爆発を起こして地震となります」
「セシウムなどの放射性物質は、これは重金属の一部です。私は最初の臨死体験の後、太古の水というのを開発して、その後はガンの研究所にいて、重金属とガン、そして細胞水の関係性を研究をしてました」
とにかく今世の中で起こっていることを独自の見解で次から次へと考察しており、とても頭の回転が早く、知識も豊富な方なんだと驚きました。
そして、話題の後半は「未来の村づくり」について。
その時は、まだ自分が実際に未来の村づくりに関わるとは思ってもいませんでしたが、木内さんは途中から不思議と話の展開が変わり、お金の世界に左右されない未来の村のことなどお話を始めました。
これは、その後の木内さんの講演会においても何度もあったのですが、どうやら木内さんは「その場にいる人」に合わせてお話をする傾向があるようです。
講演会に向かう道中に話題していたことが講演会中に話題に出てきたり、専門分野の方をお連れすると、紹介もしていないのに、その分野のお話が突然話題に出たりなどは何度もありました。
テレパシーなのか何なのか、何かを読み取って、無意識にお話をされていたのかもしれません。
ある女性は、初めて一緒に木内さんとの神社に行った時、後ろを歩いていてふと「雲を意識で消せること」を考えていたところ、木内さんが急にくるっと後ろを振り向いて「そうなんだよ」と雲が消えることについて解説をしたと言ってました。
他にも木内さんの不可思議エピソードはたくさんあり、やはり臨死体験を一度するだけでも、人は超能力者やサイキック能力が開花するとも言われてますが、木内さんの場合は3度も臨死体験をしているので、かなり特殊なスイッチが入っているのかもしれません。
そして、木内さんが見てきた未来の日本。地球。
木内さんの臨死体験で有名な「2つの未来」は、一方は平和で豊かな世界において、老人となった木内さんが子供たちと一緒に星の観察をしている光景でしたが、もう一方は荒廃した世界に1人たたずんでいる地獄のような光景でした。
いわゆる良い方向へ進む未来と悪い方向へ進む未来。
荒廃した未来の世界は、北半球全体が放射能汚染に見舞われており、これを最初に見た木内さんは核戦争によって北半球が壊滅したのだと思ったそうです。
ところが、今回起こった311、そして原発事故によって、この未来のビジョンは原発事故だったのかと・・・。
しかし、木内さんが見た最悪の未来の状況は、こういった放射能汚染だけでなく、それは今は誰もが崇拝しているカミである紙。お金の信用性が失われた後にやってくる悲劇的な世界でした。(続く)













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