アーユルヴェーダ究極の浄化法”パンチャカルマ”体験17日目。
“ニルハバスティ(煎じ液浣腸)”で完全リセットの巻。
いや、マジで気絶するかと思った強烈なバスティがこれ、大量の薬草などが含まれた煎じ液を使った浣腸。

口から胃を通っての消化吸収よりも、腸へダイレクトに薬液を流し込むと腸は水分を一気に吸収して2分で全身に巡るようで、毒でも薬でもの効き方がハンパではないとのこと。
毒なら即死する。
人によっては前世の記憶が蘇るほどのインパクトらしく、途中倒れてしまう人もいるので、スタッフが付ききっりで見守るほど高度なバスティ。

オイルだけの少量バスティには、すっかり慣れていたので、投入前は余裕ぶっこいて笑顔でいるものの、いざニルハバスティが始まると、もう1分持たずにトイレへ駆け込む…。
そこから地獄の腹痛であり、もう内臓が出てくるんじゃないかと思うような強烈な痛みの中で悶えつつ、冷や汗やら油汗が吹き出し、さらに両手も痺れて震え、脳が酸欠となって高山病のようにあくびと呼吸も浅くなり、本当に意識朦朧となる。
出ても出ても痛みも苦しみもおさまらず、10分ほど経過。
「TAIHEI,TAIHEI…Are you ok?」
ドアの前でスタッフの心配する声が聞こえるが、なんとか虫の声で
「I’m ok…」
と応えるのがやっと。
ホント死ぬほど苦しかったけど、まさに長年積み重ねて来た毒(過去世の呪い?)が頭の先からも下りて出ている感覚があったので
「これこれ、これを待っていた…」
という感覚もあり、苦痛と歓喜の狭間の不思議な時間で僕は生まれ変わった。
終わってみると、バスティ投入から落ち着くまで30分前後、汗だくとなってぐったりするものの、超高熱が出て一晩中苦しんで朝に熱が下がってケロッと爽快感があるような、それと似た感じの超爽快感でスッキリ。
体調や意識の感覚もガラッと変化している。
すごいなパンチャカルマ。
すごいぞバスティ。
バスティで半分の病気の治療ができるというのも満更ではないもの。
ということで、冥王星水瓶座入りの直前、僕のリニューアルはほぼ終わり、パンチャカルマ体験も残り僅かでいよいよ次の旅立ちに向けての準備。
心身浄化し切ったところで、まず、最初にインド随一の聖地ベナレス(バラナシ)へ向かう。













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