キブツ米基金(みんなで実現する理想郷づくり・3億円クラファン)

車がぶっ壊れる

バラナシからお釈迦様が悟りを開いた聖地ブッダガヤへ。

その道のりは車で5時間以上かかる。

「5時間はキツイなぁ…」

インドは日本と違って車の乗り心地もガタガタ、道路もガタガタ、体もガタガタになる。

ガタガタガタガタ、プスンっ。

「ん?止まった?」

バラナシを出て1時間半、まさかの車がぶっ壊れる。

ドライバーがボンネットを開けてガチャガチャいじっているけど、まったく直る気配もない。

「部品を買って来る」

そう言い残してドライバーは消える。

「部品を買う??どこで?」

幸いにもインドの中では大通りで故障したため、目の前にガソリンスタンドがあったり、トイレも行ける環境。

これが、民家もない山の中だった場合を考えるとゾッとしたけど、本当に不幸中の幸いであり、とにかく僕らはドライバーを信じて待つしか出来ない。

ここはインド、起こることすべてを委ねるのが1番、最悪は車中泊でも野宿でもなんでもOK。

こうして待つこと、待つこと約2時間…

「ナオッタ」

なんと本当に部品を買って来て自力で直す。

どうやらガタガタ道でエンジンルームの中のワイヤーが1本切れたらしく、そこを直したらしい。

たくましいぞインド人。

すでに2時間ロスで、このままでは7時間コース。

そのままブッダガヤまでの道のりは順調に進み、夜も更けて残り5kmのところで再び車が止まる。

「また故障?」

いや、今度はブッダガヤ手前で道路の工事で大渋滞だと。

でも、1分や2分どころか、10分、20分経ってもピクリとも動かない。

どうやら1kmほど先で工事車両と大型車などが詰まって身動きが取れなくなっている模様。

寒い中1時間以上待って、ようやく解消されて動き出す。

こうしてバラナシを出てガタガタ8時間30分…ようやく僕らは夜半にブッダガヤへ到着。

あぁ、お尻が、、、さすがに疲れた。

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